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仮想通貨って何?

あなたは「仮想通貨」のことをどのくらい知っていますか?

日本でもテレビCMが放映されたり、「仮想通貨」や「ビットコイン」という
言葉を耳にする機会も徐々に増えてきました。

しかし、まだ多くの人は『仮想通貨?何それ?難しそう!』という状態だと思います。

ですから、まず、今知っておくべき最先端の知識である「仮想通貨」の
ざっくりとした全体像をなるべく簡単にお伝えしたいと思います。

●仮想通貨とは、ネット上で使用できる新しい形のお金

仮想通貨とは、欧米ではCrypto Currency(クリプトカレンシー)とよばれ、
直訳すると「暗号通貨」という意味になります。
何か世間では、怪しい、うさんくさい、などとネガティブなイメージが
つきまとっていますが、我が国の法律でもちゃんと以下のように定義されています。

この法律において「仮想通貨」とは、次に掲げるものをいう。
一、物品を購入し、若しくは借り受け、又は役務の提供を受ける場合に、
これらの代価の弁済のために不特定の者に対して使用することができ、
かつ、不特定の者を相手方として購入及び売却を行うことができる
財産的価値(電子機器その他の物に電子的方法により記録されているものに限り、本邦通貨及び外国通貨並びに通貨建資産を除く。次号において同じ。)であって、電子情報処理組織を用いて移転することができるもの

二、不特定の者を相手方として前号に掲げるものと相互に交換を行うことができる 財産的価値であって、電子情報処理組織を用いて移転することができるもの

                           資金決済法第二条5項

何やら難しい言葉が並んでいますが、簡単に言うと、
「財産としての価値を多くの人から認められてインターネット上での決済に使え、
尚且つ、誰とでもやり取りが出来るもの」ということになります。

つまり、仮想通貨(暗号通貨)とは
誰でも使えて、誰にでも渡せるインターネット上のお金なのです。

●仮想通貨と暗号通貨と従来の通貨

実は、厳密に言うと仮想通貨暗号通貨はイコールではありません。
英語圏では、仮想通貨はVirtual Currency、暗号通貨はCrypto Currencyと
はっきり区別されています。

日本では、資金決済に関する法律において「仮想通貨」の定義が
導入されたことで、英語圏でCrypto Currencyと呼ばれている
ビットコインなどの暗号通貨が仮想通貨と呼ばれています。

(法改正により「暗号資産」と改称されました。)

では、仮想通貨と従来の通貨がどう違うのかを比べてみましょう。

従来の通貨と仮想通貨の位置関係を簡単な図で表してみました。

一つずつ見ていきます。

1.法定通貨
  
  日本の円、アメリカのドル、中国の元、韓国のウォンなど、その国が発行
  してその国が管理する通貨。
  
  発行元である国の信用、信頼が通貨の価値を保証しています。

2.代替通貨

  文字どおり法定通貨の代わりに使える物。
  
  金券や商品券、ポイントカードなどのように実社会でやり取りする
  ものと、SuicaやIcocaなどの電子マネー、マイレージ、ゲーム内通貨
  などのようにネット上でやり取りするもの(いわゆる仮想通貨Virtual
  Currency)があります。
  
  企業や団体が発行、管理していますが、その価値はあくまでも法定通貨の
  信頼に依存しています。また、基本的には換金出来ません。

3.暗号通貨

  ビットコインとアルトコイン(ビットコイン以外の全ての暗号通貨)に
  分けられます。

  誰でも発行でき、「ブロックチェーン」という仕組みを使って、
  ネットワーク上の個々人が分散して管理しています。  
    (「ブロックチェーン」については別記事で解説します。
 
  国(中央管理者)に依存せず信頼性を保てるので、世界中何処へ
  行っても価値は同じです。国境がありません。
  また、自由に法定通貨に換金出来ます。

こうして見てみると、仮想通貨と従来の通貨は全く別の立ち位置であることが
よくわかると思います。

特に大きな違いは中央管理ではなく分散管理であるという点です。
仮想通貨には中央管理者が存在しない為、特定の国や企業に価格や発行枚数を
操作されません。
「ブロックチェーン」というテクノロジーを通貨そのものに組み込むことで
通貨自体が通貨の信頼を保証できるようになったのです。

               おまけ映像

●仮想通貨のメリット 

 1.送金が安くて早い

  今現在、銀行から送金する場合、送金手数料がかかります。
  国内への振込でも300~1000円近くかかりますし、海外への送金には
  2000~5000円と、かなり高額な手数料になります。
  仮想通貨は個人間で送金するため、世界中どこにでも
  格安の手数料(数円~数十円、通貨によっては無料)で送金出来ます。
  
  また、送金にかかる時間が短いというのも大きな特徴です。
  特に海外送金の場合、従来の形式だと早くても送金日から24時間、
  地域によっては2週間程度かかってしまいます。これは複数の銀行を
  経由して送金先の口座に入金されるからです。
  仮想通貨の場合、使用する通貨の種類にもよりますが、基本的に数分間、
  長くても10時間程度で完了する場合がほとんどです。

  ※送金にかかる時間はその時々によって異なるため、注意が必要です。
   特定の仮想通貨に送金が集中すると処理が渋滞し、手数料の高騰や遅延
   が起こる場合があります。
   今はまだ価格の上下変動が大きいため、
   「送金してる間に価格が下がっちゃった。」なんて事も起こり得ます。
   送金や決済に最適化した仮想通貨も登場しているので、用途に応じて
   使い分ける必要があります。

 2.世界中で使える

  仮想通貨はインターネット上に限らず、その決済システムを導入している
  お店であれば実際の支払いに使うことができます。  
  国内でもビックカメラ、コジマ、メガネスーパー、ソフマップなど  
  ビットコイン決済が使えるお店は徐々に増えていますが、たとえ海外にある
  お店であっても全く同じようにビットコイン決済をすることができます。
  仮想通貨に国境とういう概念はありません。
  
  近い将来、世界規模で導入店舗が増えていけば、海外旅行に行くときに
  わざわざ両替をする必要がなくなるかもしれません。

 3. 匿名性が高く、集金や支援活動がスムーズに

  仮想通貨はその高いテクノロジーで匿名性が確保され、利用者のプライ
  バシーをしっかりと守ることが出来ます。
  また、QRコードなどで簡単に口座を開示できますので、そこに匿名で
  振り込むことができます。
  手数料も非常に安いので、募金などもスムーズに行えるようになり、
  支援を必要とする人と支援したい人の距離が縮まります。
  先の熊本地震の支援にビットコインが活用されたことも記憶に新しい
  ところです。

  ※しかし、その匿名性の高さからマネーロンダリングや脱税目的で使われて
   しまうなどのリスクもあります。
   犯罪防止の観点から厳しい規制の対象となる可能性もあり、仮想通貨の
   これからの大きな課題の一つと言われています。

 4. インフレが起こりにくい
  
  大多数の仮想通貨は発行数に上限があり、かつ分散型で管理していると
  いう特徴から、インフレが起こりにくいというメリットがあります。
  法定通貨は発行上限がなく、中央管理者(国)がその気になれば
  いくらでも発行することができてしまいます。
  あまり発行しすぎると、流通量が増えすぎてその通貨価値が下がり、
  ハイパーインフレを引き起こします。
  政府の信頼性が低い国では自国通貨の価値を信頼できないくなる事態は
  さほど珍しいことではありません。
  もうすでに南米のベネズエラ、アフリカのジンバブエなどのインフレ国
  の間では、ビットコインを始めとした仮想通貨が国民の資産の避難所に
  なっています。
  
  インフレだけではなく、戦争やテロなど、情勢が不安な地域の資産の
  預け場所としても仮想通貨の需要が高まっています。

 5.通貨がどんどん進化する

  仮想通貨は、従来の通貨と違い現物がありません。ネット上にデータと
  して存在しているだけです。ですから、技術者が新しいテクノロジーを
  組み込む事によって通貨自体がドンドン進化していきます。
  より安全に、より早く、より便利になっていくわけです。

  優秀な仮想通貨には人気が集まり、結果としてその通貨の価値が
  高まります。
  ですから、進化(アップデート)は通貨の価値を左右する重要な
  ポイントにもなっています。

●まとめ

テクノロジーの進歩によって仮想通貨は大いに注目を浴びていますが、
規制も多く、法整備も整っていない今、仮想通貨が世界全体で市民権を得て
いるとは決して言えません。
電気がなければ使えないし、ネット環境がなければ使えません。
割と簡単に仮想通貨を発行できてしまうので詐欺も多いです。
おまけにハッキングで盗まれることもあります。
確かにまだまだ課題は山積みです。
しかし、世界の金融、経済を根本から変えてしまうくらいの大きな可能性を
秘めている
ことは間違いのない事実なのです。 まとめます。

・仮想通貨は世界中の誰でも使えて、誰にでも渡せるインターネット上
 の新しいお金
・仮想通貨はブロックチェーンに記録されたデータであり、様々な機能
 が通貨自体に組み込まれている。どんどんアップデートされる。
・分散管理であるため特定の国や企業に影響されない。
・送金が早くて安い、世界中で使える、など数多くのメリットがある。
・解決しなければならない問題もまだまだ沢山ある。

物々交換だった時代を経て、お金という概念が生まれてから現在まで、
貝殻や石、金属、紙など色々なものに形を変えてきた貨幣というものが、
とうとうネット上のデータになろうとしています。
それも、ただのデータではなく、私たちの生活をとても便利で快適な
なものにしてくれるデータにです。

数百年に一度の時代の転換期がもうすぐそこまで来ています。

期待しましょう!

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「世界一分かりやすいブロックチェーン・ビットコイン・リップルのブログ」
~仮想通貨投資で資産6億円 元・大手中学受験塾講師のMBAホルダーによる
仮想通貨セミナー全8編【計660分】YouTube無料映像まとめブログ~

このブログは、1ページだけの「仮想通貨を学べるブログ」です。
仮想通貨初心者でも最短1日で仮想通貨のプロに肩を並べる程度に
正しい知識を得られるようになっています。(でも情報量が非常に
多いので短時間でインプットしようとすると頭がパン・・・。(笑)
ゆっくりと時間をかけて学ぶ事をおすすめします。)

「仮想通貨とはなにか?」から「効率的な仮想通貨への投資」
まで広く深く学ぶことが出来ます。
動画のほかに、たくさんの音声やPDFもダウンロード出来る様になっています。

是非一度覗いてみて下さい。

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